ネットの人間関係は「一年、持たない」とよく言われる。
これは確かに至言である。というか僕はネット以外の現実でも「一年持った」ことが一度もない。まぁ、よくても三か月。それ以上行くと必ず「疎遠」である。たとえば上を見ればわかるがイベントを開けば沢山の人が来るわけだが、そのほとんどが打ち解けても、次の日ピグとも解除されてたり、もうこれの繰りかえしで、本当に、そのほとんどが絶望的に「持たない」のだ。しかも切られたりした理由はだいたい分からずじまいで、突然「パッと切られる」のである。ホントに怖い。最初は。精神的にかなりこたえる。
でも、最近そんなことにも慣れてきて、むしろこれがピグの正常な人間関係のありかたなんだ、と自然に、体がフィットするようになってきていた。
このフラットさ、軽さ、ユルさ、である。はじめは衝撃を受けたが、やるにつれ、「よしやったろう」と。あの頃の自分は、とにかく「質」より「量」を優先して、とにかくピグ社会に身を投じて「何か合うやつ」を探して、とにかくイベントを立てまくっては友達を作ろうとしていたのであった。まぁ、たんに寂しかったんだけどね。
そんな友達でひときわ「合う」と感じたのが、イベントで知り合った「しんた」という友達だった。イベントで知り合って以来、最初は「ウェーイ」みたいなリア充ノリで、正直うっとうしいなって思ってたが、話してみると案外、いいやつで、それ以来ずーっとコミュで喋るようになって・・・。
親分から最初に与えられた仕事が「勧誘」だったので・・・
この「しんた」という友達をさそって・・・。
さっそく親分のところに行ってみると・・・
・・・ヤクザの親分と話をするうちに
アメーバピグにはいろいろな商売がある、
ということがわかってきたのである・・・
しかも、それらの商売はピグヤクザ(配下30人)の主な収入源になっているらしく・・・
しかも、その30人を、
このジイさんがひとりで束ねている、
ということまでわかってきたのである・・・。
・・・・配下30人。
・・・ブロガーとしての本能が告げていた。
・・・これはヤバイ。
もしそれが本当なら絶対に撮影しなくてはならない・・・。
もうこれは使命に近い。
そこで親分に「どこにいけば会えますか?」と聞いてみたのである。
すると「見てきたらええ」という返答をいただき・・・。
・・・しかし行ってみるとどこにもヤクザはおらず・・・。
・・・このジジイ
どこまで本当のこと言ってんだと思ってたら・・・。
ちょうどアメーバピグの記事つくってる最中に、親分がやってきて・・・・。
「ああ。」
「アメーバピグに何人の会員がいるか知っとるか?」
「いえ・・・・」
「そ、そんないんの・・・・・」
「ああ。」
「アメーバピグの力を結集させる」
「広報担当として迎える」
「ブログを書いている」ということがいい意味で功を奏したのか、
親分から広報担当としてPR活動をまかされたのであった。
なんかよくわからないが、ヤクザの次は「政治だ」という親分の野望がほの見えてきて、まぁ、なんにせよこれはチャンスだと。
ここで株を上げておけばピグヤクザの内部にくいこめると思い・・・。
「おい」
・・・・・・怒られた。
一回みんなで集まりましょうと提案すると
「定例会」への参加許可をもらったのである。
あとはその実態を見さだめるだけであった。
そして定例会の日・・・
・・・・マジだった。
どこかしこもヤーさん、ところかまわずヤーさん。見わたす限りのヤーさん。ヤーさんだらけ。部屋中に充満するアウトローな匂い。
そのとき心に去来した感情は、感動。
そしてピグヤクザという「おかしみ」がむねに迫ってき、妙な感動が心に押し寄せてきたのである。
しかし、その感動が、やがて後悔へと変わっていくピグ人生の「終わりの始まり」だったのだ。
アメーバピグでヤクザと戦った結果③へとつづく・・・・。