韓国映画「パラサイト」を語る。

 
 
 


 

 
 

 

    

  世界で、仏や、米の作品賞を取り、世界中で大ヒットした「パラサイト」を見た。

 で、今日は、あの作品を、語ろうと思うのだが、その前に、今日は、韓国の格差問題を、少し語ってみたいと思う。 

 「格差」問題がテーマなので、そもそも何故、韓国は、格差が、酷いのか。を語ってみたい。実は、韓国の格差が始まったのは映画「国家が破産する日」に描かれているが、1997年なのだ。この映画、どういう映画かと言うと、経済危機に陥った韓国が国際機関(IМF)に援助を頼んで、さらに格差が悪化するて映画なんや。まずその前に、IМFってなに?って思うでしょ。そういう人に、ざっくり説明すると、IМFは、お金のある国が、貧しい国にお金を貸してあげるって制度の事だ。でもコレを理解するには、まず金本位制ってのを、理解しなきゃならない。
 

 

 昔の人は、貿易する際には、物々交換で欲しいものを取引してたんや。海外の人と取引する時には。でも、その国の紙幣で取引しても、、国に紙幣を持ち帰っても、なんの価値もないでしょ。で、皆でお金の価値を「金」で統一しましょう。ってなったんや。コレが「金本位制」と呼ばれる仕組みや。「金」は保存がきくから「金」を使おうってなったんや

 で、金本位制の国は、銀行に紙幣を持っていくと、何グラムかの金と、交換してくれるから便利なんや。この制度を使って、昔の人は、貿易が一層促進するから皆この制度を取り入れてたわけ

 ところが、アメリカって国が、ある時、輸入品に、高い保護関税をかけ始めた。輸入品にアメリカは高い関税をかけて自国の産業を守ろうとしたんや。すると、ドイツと日本は、困った。何故なら高関税で物が売れなくなったらドイツや日本の様な輸出国は困るからや。で、彼らは、金本位制を捨てはじめたんや。何故か。お札を銀行に持っていけば、金と交換してもらえるのが金本位制だから、金のある分量しかお札が擦れない。つまり、お札が擦れないのは、失業者を援助しようとしても、財源がない!ってことなんや。そこでみんな、金本位制を捨て始めて、お金を擦り始めた。すると、どうなるかっていうと、

 

 

 世界の人々が一斉に、他国の通貨を、受け取るのが怖くなったんやな。

 何故なら、金と言う評価軸を失うと、自国の通貨しか信用できなくなるからや、それで、皆一気に「保護貿易」に走ったんや。どういうことかと言うと。商売を、自国の通貨が通用する範囲でやろうとしたんやな。そしたら更に(ドイツ、日本)は、困った。輸出で儲けている国やから、売りたいわけや。商品を。で、結局、ドイツと日本はブチ切れて植民地を獲りに行ったんや。コレが、第二次世界大戦と言われるようになるんやな。

 つまり、通貨に対する信用の崩壊が、第二次世界大戦を、引き起こしたのだ。
 で、世界は、その後、通貨の価値を、ガッチリ固定させようとしたんやな。
 
 その一環として作られたのが「IМF」(国際通貨機関)や。「IМF」は、貧乏になると、ナチスや日本みたいな国が出てくるから、貧乏な国には「金かしたる」って制度なんや。ところが、このIМFは、超曲者で、融資の条件として相手国に「財政状況が黒字化する政策」を無理やり組ませて、その国の「経営権」を奪取するのが目的やねん。

 

 しかも、このIМFは、トリクルダウンの信奉者だったんやな。トリクルダウンってのは、金持ちを豊かにすれば、貧乏人にその豊かさが落ちてくるって思想なんや。IМFはこの発想で、韓国の人を救おうとしたんやな。

 が、その政策を受け入れた結果、韓国は、格差が増大、失業者も倍増。 


 民営化すると、国家事業は、赤字から黒字に転じる。が、それは従業員を削減したからなんや。民営化によって、韓国は、格差が拡大し、国民の首がドンドン切られていったんや。


 この映画「パラサイト」の主人公達は、その民営化により仕事を失った人々なんやな。

  で、この映画が素晴らしい所は、金持ちを善良な人と描いている所や。現代の格差の問題は、貧しい人よりも、お金持ちの方が「善人になる」ことだ、と描く。金持ちは、 嘘をつく必要もない、詐欺を働く事もない。すべてが金で片が付くからだ。確かに、貧乏人一家は、不正を働いたし、生きるために嘘をつき、堕落しているが、金持ち一家も、ある種、堕落しているのだ、と映画は説く。金持ちの堕落の方がずっと危険だ。とポンジュノは訴える。なぜなら金で解決できる故に、相手の視点「から」物事を見る事が絶望的にできないからだ。

 金持ちの善良さは「金で全てを解決できる環境で培われた無知」なのだ。と映画は告発する。金持ちが、道徳性を保持していられるのは、他の人に「不道徳」を押しやっているからだと 

 パラサイトは今年の一番の、傑作である。日本映画に引導を渡した傑作を絶対に、見逃すな。