~トランプ「暴露本」の魅力~トランプ推薦図書特集「炎と怒り」「恐怖の男」

 

 

 日本の破格の厚遇で4日間の「接待外交」を体感したドナルドトランプ大統領。余りの安倍の提灯持ちぶりに、日米の主従関係を晒されてしまったが、何気なく本屋で、「炎と怒り」「恐怖の男」を読んだらコレがすんごい面白い本だった。

 コレ読んだ人いる? みんなトランプってもう慣れて麻痺してるかもしれないけど、トランプへの不安感が、コレ読むと益々再燃してくるよ。

 どんな内容かと言うとね。トランプが大統領になるまでの経緯(裏話)が書かれてる本やねん。
 

 

 

 

炎と怒り――トランプ政権の内幕

炎と怒り――トランプ政権の内幕

 

  

 で、トランプって白人層に支持されて大統領になったけど出馬した時はやっぱり大統領になるつもりは全然なかったんやて。本当の目的は、ヒラリーに負けて、テレビで有名になることやったらしい。で、こんな感じやから負けた時のスピーチとかも律儀に考えててん。ヒラリーに負けたらヒラリーに「こんなのは不正だ!」つって去っていくそういう負け方の演出まで手はずしてあったんやて。で、トランプ陣営も、こんな感じに負けると思ってたから、トランプが最後には勝ってもうたとき、最初は、喜びよりも困惑が先立ってたらしいで。トランプの奥さんなんか、思わず泣いてもうてん。うれし涙じゃないねん。大統領になってしまったことの後悔で泣いてしもうたらしい。
 で、いちばん驚いたのは、やっぱり本人や。大統領になると知ったトランプのリアクションは、側近によると「恐怖」としか言えない表情を浮かべて一時放心状態だったらしい。
 で、周りのスタッフもあわてるわけや、で、慌てて大統領を受け入れる準備を始めるんやけどホワイトハウス、トランプの何にびっくりしたかというと、トランプが無茶苦茶アホであることにびっくりすんねんて。カジノ王やから建設関係ぐらいの知識しかないねん。ほんまに何も知らんねん。で、本人はけっこう環境に適応するのが早くて「これから俺は大統領だ」ってズカズカきよんねん。で、きよんねんけど、トランプ大統領いきなり部屋に閉じ込もって、ハンバーガー食いながらテレビ見てるんやて。一日中。
 で、トランプ陣営のスタッフもトランプと同じぐらいアホらしいねん。トランプが大統領になるなんて思ってなかったから、政治の素人ばっかり集まっててトランプが「大統領令を出す」って言った時も、スタッフが困惑すんねん、何でかって言うと、スタッフ自身が、大統領令が何なのかよー分からへんねん。で、スタッフがまずGoogleで「大統領令」ってググるところから始めたんやってw。
 で、ホワイトハウスがトランプに次にビックリしたのは、トランプって短いメモや政策文書の紙すら読もうとしない男なんやて。軍事のオプションを説明するときも、ほとんど上の空みたいになるんやて。トランプって書くのも読むのも嫌いで「不動産王にビジネスを学ぶ 」って自伝書いてるんやけど、あれ自伝とか言いながら自分で書いてないねん。ライターに丸投げしてんねん。最後まで読み通す事すらしてないねん。
 だからトランプが大統領になると言い出した時、トランプの会社を一緒に経営してる息子ら、ちょっと喜んだんやて。大統領に出馬することに喜んだんじゃなくて、オヤジが会社からおらんなることに喜んだんやてw。
 で、トランプってイデオロギーが更にまったくない人らしいねんな。ヒラリーを散々コケにしてたけど、実は、ヒラリーが10年前の選挙のときに、資金集めをしていたのがトランプやってん。メラニアの結婚式にちゃっかり参列してんねんヒラリーって。めっちゃ仲よかってん。この二人。ところが、政治に食い込むためなら、思想信条を曲げてでも別の派閥に媚を売るのも平気の人らしい。だから周りもビックリしたらしいねん。「こいつ空っぽやんけ」って。で、周りのスタッフも、トランプにいろんなことを教えたがんねん。で、いちばん苦慮したのが、トランプってあんまり人の言う事に耳を貸すタイプやないねんて。だから、側近やホワイトハウスの人も、教え方が巧妙になってきて、大統領が気に入りそうなことを手当たり次第にほのめかして、大統領が「自分で思いついたのように錯覚するのを待つ」というスタイルに変わっていくんやてw
 で、それでなんとか持ってるんやけど、トランプが空っぽやから閣僚が色んなことを吹き込みたがって互いに意見がぶつかり合って、辞めていくのが実態やねんて。実は、このトランプ本のネタ元も閣僚からリークされてて、気に食わない相手を失脚させようと、相手の不都合な情報をわざとマスコミに流して、ばんばんリークしてるんやて。
 で、リークした奴は誰だ!?ってマイケルウルフさんが調べた結果、その中でも、ひときわリークしてる一人が、トランプやってんw。大統領の一日の大半を、部屋に閉じこもって友達とダべってるから、内部情報ダダ洩れなんやて。きっついやろこれ。

 

 

FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

 

 

 次の作品「恐怖の男」は、トランプ陣営のスタッフの「下劣さ」を暴いた本だ。とくに、トランプ陣営のスタッフは、ほんまに選挙の勝ち方が、とにかく下劣なんや。

 トランプって、ヒラリーとの戦いで、もうだめか、ってときがあったやんか。それが「スターになれば女は誰でもやれる」ってコメントした事件。あれで一時期、トランプってアメリカ全土で総スカン食らってもう終わりやなって事になんねんな。トランプブームが一回消えかけんねんな。ところが、こっからがスゴイねん。トランプ陣営は、ここでヒラリーに負けてなるものかと、対抗策を思いつくねん。それがヒラリーの旦那、ビルクリントンに目をつける。ビルクリントンの性的暴行疑惑。このスキャンダルを見つけてトランプ陣営は、これやと、それで、クリントンに性的な暴行を受けたと訴える女性を連れてくんねん、で、女性の訴えを聞いて、横にトランプ立たせんねん。、で、トランプに、マスコミに向かって「ビルクリントンを見てください。ずっとたちが悪い。私のは言葉。彼のは行為です」って言わせんねんw。ほんまえぐいわ。ゲスイやろ。


こんな具合に、勝つためには手段を選ばないトランプ政権なんだけど、

彼らを一番悩ませたのは北朝鮮問題や。トランプは、なんとかして北朝鮮の問題を解決しなきゃならないと思ってた、ところが、これがなかなか難儀やと。北朝鮮サイバー攻撃したらどうか、みたいな話になるんやけど、サイバー攻撃は、以前コメディ映画を作ったソニーの会社を北朝鮮がハッキングした事例があったんで。向こうの報復力で、こっちもやられから却下だと、で、中には凄いアイデアもあったらしくて、中国に頼んで、金正恩を暗殺してはどうか、的な提案もあったらしいんやな。中国がアメリカの依頼で金正恩を暗殺して、中国の言いなりになる指導者を北朝鮮体制をつくる。みたいなアイデアまであって、で、いろいろ協議の末、トランプは、恫喝外交を思いつくねん。北朝鮮アメリカに届く核の能力を手に入れる前に「戦争するぞ」と圧力賭けて、北朝鮮と、砲艦外交に打って出るわけや。でも、実際な。これマジな話、本当に戦争寸前までいったらしいねんな。要するに、首相同志がワーワー言いあってるうちはええねん。でも、ほんとにヤバい時。ほんとに戦争が起きる時のサインは「在韓米軍の家族の避難」やねん。実際、アメリカはそれを選択肢の一つのうちに入れていて、それを向こうの宣戦布告の合図をみなすと北朝鮮は、宣言までしてたらしい。ところがトランプは、アホやから。それを実行しようとすんねん(笑)。ツイッターで在韓米軍の家族の避難をツイートして挑発しようとしてたらしいねん。ところがスタッフがそれ見て、顔面真っ青にして、慌てて止めに入って事なきを得たんやけど、ツイートで、文字通り、殺人未遂を起こしかけたトランプ。スケールがでかすぎる。一体この男をもってして世界はどうなっていくんだろう。

 これから少なくとも、あと1年の任期。ドナルドトランプに、益々目が離せない。

 

 

 

炎と怒り トランプ政権の内幕 (早川書房)

炎と怒り トランプ政権の内幕 (早川書房)