真夏の夜におすすめのトラウマになるほど怖い小説ベスト5

夏だ。本格的に暑い。そして蝉がうぜぇ。うるさすぎて寝つけない。こういうときは怖い小説だ。怖い。なかなか普段の生活で怖いという出来事に遭遇することはないが、怖いと感じる小説に出くわすことは何度もあるではないか。 そこで今回は怖いと訊いて「あれ…

クリエイタ―志望必読の書「アート・スピリット」を読む。

前回2ちゃんで叩かれたので、こういう本を手に取ったんですよ。「アート・スピリット」っていう。ロバートヘンライっていう訊いたこともない画家のおっさんが、若い芸術家志望のために、「おまえらがんばれよ」「おまえら天才なんだから」「傑作書けよ。お…

人生に嫌気がさしたあなたを癒してくれる、究極のネガティブ本 ベスト7冊

このブログは基本的に、ブログ主であるこの俺の感性にビビっときた本しか取り上げないことになっている。氷点下40度ドマイナス思考のこの俺がビビッとくるのは、当たり前だが、基本的にとことんネガティブな内容だ。ネガティブすぎて、かえってテンション…

トラウマになるほど後味が悪い映画 ベスト10

巷で評判になる映画はあくびが出るほどのハッピーエンドばっかりでもううんざり、なんかトラウマになるぐらい後味の悪いが映画が見たい。そんなおまえに、オレ様がお勧めの心に爪痕を残すトラウマ映画を教えてやろう。 ベスト10 セブンス・コンチネント セ…

作家志望が書いたつまらない小説にありがちなこと

①いきなり「プロローグ」とか「序章」から始まっちゃう 市販されている小説を読んだらわかるけど、プロローグや序章なんてあるやつある? ほとんどないと思うぞ。そんでもってプロローグって、ほとんど他人から見ればあってもなくても全然困らないような内容…

「この世界の片隅に」に1ミリも感動できなかった理由

いま超大ヒットしている「この世界の片隅に」。 あのアニメについて、ちょっと(うまく)言語化しにくかったけど、少しだけ、思うことがあったので今日は、そのことについてブログに記してみたいと思う。日本の戦争映画って大体「反戦ゴリ押し」の映画が多いが…

働くのが辛いんじゃなくて、働く動機がないのが辛い。

無職がつらすぎる。おばちゃんが嫌でバイト先を辞めてから4か月。 バイトをしようと思って電話にかけようとは思うんだけど、ケータイに触れただけで、死刑台に立ったような気持ちになり日がな一日、結局、ぶつくさこぼしてばかりいるか、本を読んでいるだけ…

文学夜話第6夜。「沈黙」遠藤周作

ニートになると、結構やることが多い。本を読んだり、バイト探したりブログを更新する暇がなかったりする。とくに最近、小説ばかり読んでいるんだが、名作小説は、つまらないものに当たると無駄に時間を消費することが多い。ところがついこないだ映画化され…

文学夜話第4夜。「星の王子様」

子供の時よりも、大人になるとわかってくる、という類の小説が、この世には、ある。その中でも「星の王子様」は特に筆頭として言及される。子供のときはわからなかったけど、という出だしで星の王子様を語りはじめる人間は、雨後のたけのこのようにいる。み…

文学夜話第5夜 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」村上春樹訳。

大人ってなんだろう。そんなことを、いまマジメに考えている。 引きこもりずっとお布団の中でヌクヌクしてる自分は、まず「大人」ではないのは確信が持てるが。いつまで経っても、「大人」になれない。そういう自分に嫌気が差した時、書店でサリンジャーとい…

アルバイトに行きたくない。僕はもう社会に適応できないのかもしれない。

アルバイトに行きたくない。もうイヤだ。郵便局(短期)のバイトを辞めたあと、そう思った。しかし金がない。仕方なしに求人誌を見る。いろいろな仕事がある。が、人見知りの僕には、そのどれもが鬼門に見える。したがって、次は「人と接しない」のバイトを…

本を出して、変わったこと、変わらなかったこと。

春樹の新作がまたアホみたいに売れているらしい。30万部だってよ。 しかしその波に乗じてわしの本も売れるのだから、喜ばしいことである。 でも正直、オレの本、すごいリアルな話するけど、まだ3900部ぐらいらしいよ。 3900部かあ、って思うよね。売れてる本…

文学夜話第3回。「フラニーとズーイ」村上春樹訳。

春樹がサリンジャーを訳したらしい。ネットでも話題になっている。しかしほかのブロガーと同様に、おい、大変だ。春樹がサリンジャーをまた訳したぞ。みんなも読め。こんなテンションで入っていけるようなブログではない。 サリンジャーって誰だっけ、とまず…

文学夜話第2回。安部公房「箱男」を読む。

そういえばこのブログ・・・書評ブロガーとかいってるわりに、「書評」というやつをもう何ヶ月も書いていないような気がする・・・。何書いてるかつったら、欝になった、とか、アマゾンでなんかくれ、とかそんなことばっか言ってる。アクセス下がるのも当然…

文学夜話第1回「ガラスの動物園」

思いおこせば、二年前。夢と期待に胸ふくらませた同級生のなか、ひとりだけポツーンと会場のすみっこで、人生の選択をまちがったと気づいたボクがいました。歯科大学に入学したときのことです。入学式のセレモニーだったと思います。何百人と集まる同級生の…

24歳、夏。自己嫌悪の病にかかる。

世間はノーベル賞受賞で花盛りだが(ハルキは落ちた)最近の私は、気分が暗く、心が、いつも沈んでいる。10月。もう10月。もう秋だ(嘘だろ) しかし私は、まだバイトをしていない。そう。自分でも呆れている。いつまで引っ張るのか。いつになったらする…

真央ちゃんはがんばったね、という空気

パソコンが壊れるとすることもないので暇つぶしにテレビばかり見ていました。 御多分にもれずソチ五輪も見ていたのであります。やはり気になるのは浅田真央ちゃんでありました。 当ブログを購読している人はお気づきかもしれないが、埋没地蔵の館は裏テーマ…

24歳になっちゃった。

24歳になっちゃった。なっちゃった、のである。ついに。とんでもない事態が起きた。 正直、言葉にならない。よーし今年も頑張るぞおって言ったけど、この「24歳」という現実を垣間見た瞬間、一気に今年がクソに思えてきた。もうダメだ。なにもする気が起きな…

人見知りってどうやったら治るんだろう。

最近になって気づいたのだが、人見知りというのはほんとにどうあがいても治しようがない・・・らしい。 こないだバイト先の店長に「キミはもっと元気をだしていこうよ」と言われ、さすがにその場では元気に「はい!」と言ったものの、よく考えてみると、この…

芥川賞作品「冥土めぐり」読んだんですけど・・・

暇だ。バイト全然行く気しない。こんな暇なときは。ブログでもやろう。アクセス数アップさせよう。タイムリーな話題を提供してやろう。そう思いたって、文芸春秋で読んだんですよ。「冥土めぐり」 このブログの雰囲気とはちょっと違うんですけどね。新しい風…

『去りゆく者への言葉』

派遣先の印刷会社をクビになって以来、することもないので、とにかく朝起きるとアパートを出て、駅前の立ち食いそばによる。出勤前のサラリーマンとともにソバをすすった後、さて今日は何をしようか、と考え込み(だいたい行く先は決まってあるのだが)駅か…